奥平康弘 W,1990〜1999年 奥平康弘教授

以下のリストは原則として、作成者(管理人)が現物を直接確認したもののみ掲載しています。従ってほぼ全てのものの現物またはコピーを手元に所持しています。
(その過程で、例えば1973年や1974年の欄の注記にあるような、その後単著書に収録された際の初出情報の誤記などにも気づくことがありました。)
また現時点(2017年5月現在)で情報としてはあるものの、現物を見ることが出来ていないため以下のリストに掲載していないものが奥平教授の場合数点あります。これらについても順次確認の上、掲載していきます。

<対談、鼎談、座談><インタビュー><書評><判例評釈>

奥平康弘教授の略歴・著書のページ に掲載の『単著書』にその後収録されたものについては、題名の後に「→≪略号≫」の形で記載してあります。
また『単著書』における「書き下ろし」の論文の場合は題名の後に「≪略号≫」の形で記載してあります(矢印がなし)。
『共著書』『単編著書』『共編著書』に書き下ろした論文については、題名の後に「B○『書名』」の形で記載してあります。

2021年以降に新たに確認して追加したものには、 のマークが付いています。

樋口陽一、中島徹、長谷部恭男編『憲法の尊厳−奥平憲法学の継承と展開』日本評論社、の522〜560頁「奥平康弘先生主要著作目録」への転載に際しては、「『著書・編著書』に書き下ろしたもの」「学生向けの解説」「(日本の裁判所の)判例評釈」「事典の項目解説」「翻訳」「新聞コメント」については、ごく一部のみを掲載し大多数は割愛されています。
上記「著作目録」に掲載されていないものについてはその冒頭に●を付してあります。


  [1990]
銀杏の「落葉」は…−東大を出る、ことについて(退官にあたって’90) 東京大学新聞2月27日号
Forty Years of the Constitutionalism and its Various Influences: Japanese American and European, Law and Contemporary Problems Vol.53 No.1 =日本での公刊は1993年の欄参照
Comment, Law and Contemporary Problems Vol.53 No.2 =以上2つは1989年9月14日、ダ−ラム(米・ノースカロライナ州)でのシンポジウム「The Constitution of Japan−The Fifth Decade」での記録。なお「Comment」は日本では公刊されていません。
天皇制そのものを問う議論を(緊急特集 銃弾と言論、そして天皇制) 季刊窓3号
アジア憲法シンポジウムを終えるにあたって ジュリスト3月1日号
日本の民主主義と情報公開法 消費者ネットワーク15号(日本生活協同組合連合会) 
「明治大正史 第一巻 言論編」<蔵書の中から> 日本近代文学館114号 =美土路昌一編著、1930年、朝日新聞社、をめぐる思い出について
言論・表現の自由 部落4月号 →成澤榮壽編『表現の自由と部落問題』部落問題研究所、1993 →≪眼≫
象徴天皇制−国際的構想とナショナル・アイデンティティー +山極晃、中村政則 日本学16号
平等を考える−19世紀ドイツにおけるユダヤ人「解放」の過程 法務省人権擁護局内人権実務研究会編『人権保障の生成と展開−人権宣言40周年』民事法情報センター
マイナス地点からの出発(私の判例研究・公法) 『判例回顧と展望1989』法律時報臨時増刊
憲法を生かし得ているか−長期政権化で続く変則に気づけ<論壇> 朝日新聞5月3日朝刊
いま、天皇制を問いつづける意味 横田耕一、江橋崇編『象徴天皇制の構造−憲法学者による解読』日本評論社 →≪眼≫
ひとの風景−ある身辺雑記(どこへいく、わが憲法F) 法律時報7月号
●個人重視の人権感覚を(山ろく清談) 信濃毎日新聞8月29日夕刊 =奥平教授の写真も掲載されており、その横には「上水内郡信濃町黒姫高原の別荘で。」とあります。
天皇退位論のためのひとつの覚書(どこへいく、わが憲法G) 法律時報9月号
TBS事件最高裁決定と報道の自由 +五十嵐二葉、河野慎二、松本正 法律時報9月号
亡命・挑戦・転機<巻頭言> 受験新報9月号
●最高裁は逃げた(破防法扇動罪に合憲判決、識者の声) 北海道新聞9月29日朝刊
千葉雄次郎先生と「知る権利」 新聞研究10月号
天皇が神になる大嘗祭−国費(税金)の支出は明白な憲法違反 新生10月11日号(立志社)
●憲法9条、無意味に。(国連平和協力法、危険な道へなし崩し…憲法2学者に聞く) 北海道新聞10月15日朝刊 =杉原泰雄教授の意見も併せて掲載
●「九条」無に帰す恐れ−戦後憲法史の大事な岐路 信濃毎日新聞10月16日朝刊
平和的独自性失う、自衛隊派遣は違憲−どうみる平和協力法案<対論> 北海道新聞10月21日朝刊
平和主義で貢献を(特集 中東危機への対応と教訓) 公明11月号
大嘗祭は完全に宗教的な行事「天皇家の私事」でやればよい 社会新報11月2日
●極めて順当で予想された内容(「お言葉」に識者の声) 読売新聞11月12日夕刊 =「即位の礼」の記事中コメント
即位の礼・皇室と国民 +猪口邦子、有坂隆道 毎日新聞11月12日朝刊
●火種残した政府の論理 朝日新聞11月23日朝刊 =「大嘗祭」の記事中コメント
●天皇家の私事に徹せ(大嘗祭−私はこう見る) 北海道新聞11月23日朝刊 =他に石ノ森章太郎、江藤淳各氏などの意見も併せて掲載
憲法の転機としての「平和協力法」 (特集 派兵−踏みにじられた憲法、脱冷戦はアジアに及ぶか) 世界12月号
伊藤正己 朝日新聞社編『現代日本朝日人物事典』朝日新聞社
鵜飼信成 同上
美濃部達吉 同上
山田卓生 同上
法のまわりにある風景(全24回中12回) 不動産法律セミナー
 役立たずの憲法研究者 1月号
 「変わり者であること」の権利 2月号
 物のはずみか、ラディカル行動 3月号
 チャウシェスク前大統領の処刑に想う 4月号
 「管理人」から「コンシェルジュ」へ 5月号
 生きる権利と死ぬ権利 6月号
 ひとりにしておいてもらう権利 7月号
 「不幸な過去」雑感 8月号
 「不幸な過去」への感想、ひとつふたつ 9月号
 二者択一の遊び・取って置かれた読書 10月号
 マスコミの限界効用性 11月号
 レナード・バーンスタインの『自由の歌』その他昨今のことども 12月号
しごとの周辺(全8回) 朝日新聞夕刊
 廃案 11月12日
 儀式をみつめる 11月13日
 即位儀礼 11月14日
 宮廷費の支出 11月15日
 対抗“儀礼” 11月19日
 “言外”の解釈 11月20日
 シンボル考 11月21日
 “周辺”を遊ぶ 11月22日 →≪物語≫=抜粋

なお同書における「奥平康弘」の項目は、内野正幸教授が執筆されています。

 [1991]
「真の日本人」とは−右寄りの人々に疑問(潮流’91) 信濃毎日新聞1月25日朝刊
●指導者の私事の公益性−月刊ペン事件(最高裁昭和56年4月16日第一小法廷判決) 『宗教判例百選[第2版]』別冊ジュリスト109
「政教分離」の憲法原理−「岩手靖国訴訟」高裁判決によせて 聖教新聞2月2日 
●『言論統制文献資料集成』について CD『言論統制文献資料集成 第1巻』
●愛のコリーダ裁判 石川弘義、他編集代表『大衆文化事典』弘文堂 [縮刷版]1994
●映倫 同上
「政令」派遣は奇弁<シリーズ評論 どうする湾岸支援2> 北海道新聞2月14日朝刊
自衛隊機派遣「政令」黙認するな<論壇> 朝日新聞2月19日朝刊
テレビにたりない憲法論争−国連平和協力法案と放送(特集 放送と憲法九条) 放送批評3月号 →『放送批評の50年−NPO法人放送批評懇談会50周年記念出版』学文社、2013
アメリカの国旗をめぐる最近の憲法問題について(特集 日の丸・君が代) 本の窓3・4月合併号
●湾岸貢献策への訴訟 政府独断専行の結果−裁判にはなじまぬ面も(潮流’91) 信濃毎日新聞3月21日朝刊
憲法以前の憲法問題 (特集 戦争の代償) 世界4月号
●国家秘密法 大学教育社編『現代政治学事典』ブレーン出版
憲法九条ゆさぶる「特例政令」の下克上(特集 憲法9条と国連) 月刊Asahi5月号
自衛隊法一〇〇条の五に関するインチキ解釈を発案して国会の討論も審議もなしに政令でやったことの問題性は大きい。が、国民は…。(憲法の現在を問う) 図書新聞5月4日号
●自民党の倫理感覚 “シッポ切り”の気配…−残念、同友会との論争不発(潮流’91) 信濃毎日新聞5月22日朝刊
「摘発の構図」は少しも変わらない−そもそも刑法一七五条とは?そして「表現の自由」との関係は? 朝日ジャーナル6月7日号
真価の発揮 『空っ風のすぴりっと−永井憲一教授の遊々学々』エイデル研究所(非売品)
●憲法を勇気をもって語ろう<今、言わなければ> 赤旗6月23日
●人間開発報告書 納得できぬ日本一位−豊かさへの深刻な疑念…(潮流’91) 信濃毎日新聞7月25日朝刊  =国連開発計画(UNDP)の「1991年人間開発報告書」で日本が2年続けて第1位のことについて。
日本国憲法と国際平和貢献 (特集 戦争と平和をめぐって)<例会報告> 国際労働運動8月号
トーマス・I・エマソンへのレクィエム <追悼> ジュリスト8月1・15日合併号
●なぜ急ぐPKF参加 毎日新聞9月19日朝刊 =PKO記事中コメント
「無名の権利」の保障−C・L・ブラックの修正九条論によせて 『憲法学の展望−小林直樹先生古稀祝賀』有斐閣 →≪裁判≫ =初出時には、この論文を小林教授古稀記念のために執筆した理由を記した[あとがき]が付されていますが、≪裁判≫に再録された際にこの[あとがき]は割愛されています。
司法審査の日本的特殊性 東京大学社会科学研究所編『現代日本社会X 構造』東京大学出版会 →≪裁判≫
●甘え示した強行採決−自衛隊参加なぜ必要か 信濃毎日新聞11月30日朝刊
教祖の名誉毀損で教団や信者が出版社を訴えた法的問題−憲法学の権威が検証する「幸福の科学」訴訟 月刊住職12月号 =続編が1992年にあり
●国際憲法学会 風通しよく刺激的に−大変革のワルシャワ大会(潮流’91) 信濃毎日新聞12月24日朝刊 =9月にポーランドのワルシャワで開かれた国際憲法学会第3回世界大会について
私の紙面批評(全5回) 朝日新聞朝刊
 もどかしさ残る斜真館 4月6日
 犯罪報道の反省を評価 5月4日
 事件報道と「呼称」の難しさ 6月1日
 情報環境の作り方 6月29日
 国家の公共的振る舞い 7月27日
法と政治 第1〜6回 時の法令 →AQ『法ってなんだ』
 「法と政治」への序章−最近の事象に関連しながら 4月30日号
 「法」と「テクストと解釈」 5月30日号
 「法から自由」・「統治行為」論を考える(1・2) 6月30日号、7月30日号
 政府の法解釈の支配 9月30日号
 司法審査−あれこれ 11月30日号

  [1992]
教祖の誹謗記事で宗教的人格権が侵されたと叫ぶ法的是非−憲法学の権威が検証する「幸福の科学」訴訟2 月刊住職1月号
われわれ世代の責任を肝に(特集 憲法施行45周年に思う) 平和と民主々義1月号 
性表現の規制めぐる疑問−「有害」の論証欠く公権力側、文化領域は市民的な解決を 朝日新聞2月10日夕刊
破防法とその周辺−国家支配と民衆の選択 +桑原重夫、森恒夫 破防法研究73号−終刊号
日本における憲法の過小な役割配分について CC『現代憲法の諸相−高柳古稀』 →≪裁判≫
●刊行にあたって 同上
●森戸事件 『国史大辞典 第十三巻』吉川弘文館

爆発物が「有害」だというのと、出版物が「有害」だというのとは、似て非なるもの。−ポルノ、コミック規制は本当に合憲といえるのか。(特集 「表現の自由」を守るために) 図書新聞5月9日号
特集にあたって(特集 検証「有害」図書規制) 法と民主主義6月号
●「派兵」本質見抜く国民−許せぬ違憲的既成事実 信濃毎日新聞6月8日朝刊
●憲法九条の危機(PKO法成立−専門家に聞く) 北海道新聞6月16日朝刊 =他に佐瀬昌盛、大江志乃夫両教授の談話も掲載
派遣で軍隊認知が狙い 党の抵抗が逸脱けん制(瀕死の民主主義@−PKOが投げかけたもの) 社会新報6月19日

派兵法は絶対に発動させない強い決意を固めるとき<今、言わなければ> 赤旗6月25日
●靖国での特殊性考慮(識者コメント) 日本経済新聞7月31日朝刊 =大阪靖国訴訟控訴審判決について。他に江藤淳氏、横田耕一教授のコメントも掲載
性文化の現況と性表現(編集長対談) +村瀬幸浩 Human Sexuality3巻3号(別冊健康教室)
日本と大国−経済以外伴なわぬ中身(潮流’92) 信濃毎日新聞9月16日朝刊
●不幸な“見切り発車”(自衛隊PKO出航、私はこう見る) 北海道新聞9月17日夕刊
「天皇」のなし得る行為について−憲法からみた「訪中」問題 世界10月号
規制は対症療法的(学者2人の見解 東京都議会で可決の暴騒音条例) 朝日新聞10月9日朝刊・地方面東京 =他に小田中聡樹教授のコメントも掲載 
解釈改憲、第2段階に入った(PKO本隊のプノンペン到着に思う 識者の意見) 朝日新聞10月14日夕刊 =他に江畑謙介氏のコメントも掲載
●憲法からみた議会制民主主義<基調講演> 選挙大干渉百年全国集会事務局通信2(高知市立自由民権記念館)※※
解釈ということ−憲法解釈を考える前提として<特別寄稿> 宮崎産業経営大学法学論集4巻1・2号 =1990年10月25日、法学部主催の講演会
政府保有情報の開示制度と憲法(特集 「防衛」情報と知る権利) 法律時報11月号
あらためて憲法論を−自衛隊海外派遣を契機として(特集 アジアに向かう自衛隊) 軍縮問題資料12月号
「人権」と「憲法が保障する権利」のはざま(特集 憲法と人権) 月報司法書士12月号
「大国」のゆとり(人権の泉) 人権新聞283号
「夢」と民主主義<巻頭言> 地方自治職員研修12月号
●麻薬、マドンナより、統の取締まりのほうが簡単では? 週刊宝石12月10日号※※※
●輸入禁止措置と検閲(最高裁昭59年12月12日大法廷判決) 『租税判例百選[第3版]』別冊ジュリスト120 =同判決の評釈が1985年にもあり
政治家の感覚−見えぬ佐川事件の「悪」(潮流’92) 信濃毎日新聞12月31日朝刊
法と政治 第7〜11回 時の法令 →AQ『法ってなんだ』
 憲法訴訟と代議士の原告適格−アメリカのばあい 1月30日号
 「負けるが勝ち」 2月29日号
 ニューヨークひとりある記 5月30日号
 "JFK"に関する情報開示特別立法について 6月30日号
 選挙によせて 8月30日号

この論文が『憲法裁判の可能性』に再録された際のタイトルは「日本国憲法の過少な配分」で、原題の「過小」は「過少」になっています。
ただし本文中(例えば同書201頁の最後から9行目)では「過小」のままですが。
(ちなみに管理人がこのことに気づいたときに反射的に思い出したのは、井田良「刑罰法規の解釈と適用−ゼロからスタート☆刑法“超”入門講義C」法学教室2008年7月号、の注5です。
※※1993年にも同じタイトルのものがありますが、そちらは講演録です。
こちらの掲載されている「事務局通信」の発行日は講演日の約1ヶ月前で、講演者としての予告的な内容です。
※※※「自由社会に銃は必要か−日本人留学生射殺事件 GUN社会アメリカで起きた悲劇に思う(YYジャーナル)」の記事中、デーブ・スベクター、室伏哲郎、板倉宏、他の各氏と共にコメント。なお見出しにある「統」は、明らかに「銃」の誤植です。

  [1993]
●第三者機関で検討を 毎日新聞1月26日夕刊 =「効力ない法律197件も(歩く 読む ニュースランド)」の特集中コメント
日本国憲法と民主主義(特集 民主主義) 本の窓2月号
●軍縮の道世界に訴え−「自衛権」拡大解釈は危険<憲法論議インタビュー<4>九条の意義> 信濃毎日新聞2月27日朝刊
空虚で危険な「生活大国」イデオロギー(特集 日本への直言) 文化評論3月号−終刊号
気の重くなる憲法「見直し」論議<論壇> 朝日新聞3月2日朝刊
●条例骨抜きに歯止め−「地附山公文書」の控訴審判決 信濃毎日新聞3月23日朝刊 =東京高裁平成5年3月22日判決について
●委任立法−一般(最高裁昭和33年7月9日大法廷判決) 『行政判例百選T[第3版]』別冊ジュリスト122
普通の国をこえるものこそ、わが憲法 憲法ひょうご創刊号
●予防拘禁制 『国史大辞典 第十四巻』吉川弘文館
二一世紀のための「財産」としての平和憲法(特集 憲法論議・誌上フォーラム) 平和と民主々義4月号 
憲法論議に思う(憲法を語る) 新聞研究5月号
手続的デュー・プロセス保障のもつ意味−ある、法の発展の軌跡(特集 行政手続法の立法課題) 法律時報5月号
●公安委員会 『日本史大事典3』平凡社
●公安条例 同上
活かすことが護ること(特集 憲法−私たちの論じ方) 世界6月号
●自由と人権 =渡辺治と共同執筆 渡辺洋三編『法の常識[第3版]』有斐閣(双書)
●国家機構と法 =渡辺治と共同執筆 同上

なぜ、いま「憲法」を問うのか―冷戦後の世界で真に名誉ある地位を占めるために、あるべき姿は(特集 いま「憲法」を読む) +中西輝政、田原総一朗 プレジデント8月号
行政情報の開示請求は「知る権利」か(行政情報を考える基本的視点) 『情報公開読本 教職研修総合特集副読本シリーズNo.106』
教育開発研究所
●「情報公開立法」メドを−細川内閣に望む(潮流93) 信濃毎日新聞9月1日朝刊
世界の中の日本国憲法(特集 日本国憲法) +井出孫六 本の窓9・10月合併号
“扇動罪”解体を試みる序説 『現代立憲主義の展開−芦部信喜先生古稀祝賀 上』有斐閣 →≪裁判≫
秩序原理としての憲法(特集 憲法過程の法社会学) 法律時報10月号
拡声機「暴騒音」規制条例をめぐる論議―その問題の仕方を問題にする(上・下) ジュリスト10月1日号、10月15日号
Forty Years of the Constitutionalism and Its Various Influences: Japanese American and European, in Percy R.Luney,Jr., Kazuyuki Takahashi (ed.), Japanese Constitutional Law, Uniersity of Tokyo Press (東京大学出版会) =初出については1990年の欄参照
戸別訪問と市民の権利(散策思索) 朝日新聞10月15日夕刊
揺れる言論の基軸−“集団的凡庸”を排せ 新聞労連10月15日号(904号) =JTC第1回研修会、9月23日サテライトホテル後楽園にて 
Mots interdits/Philippe Pons Le Monde,Vendrei 22 Octobre 1993 =ル・モンド紙10月22日の「筒井康隆氏の断筆宣言」に関する記事中コメント(31ページ)
●Calling a maid a maido/Philippe Pons The Guardians Weekly November 14 1993(Vol.149,No.20) =上掲ル・モンド紙の記事の英訳版(16ページ)
憲法からみた議会制民主主義<基調講演> 高知市立自由民権記念館紀要No.3−選挙大干渉百年全国集会報告集 =1992年11月21日
法と政治 第12〜16回 時の法令 →AQ『法ってなんだ』
 「法治主義」と「法の支配」をめぐって 1月30日号
 公文書の開示請求について−東京高裁判決を機縁に 4月15日号
 芸術活動・作品鑑賞の自由を考える−R.メイプルソープのばあい 8月15日号
 政府機関の保有する情報にあずかる市民の権利−大阪「コピー裁判」をめぐって(上・下) 11月15日号、12月15日号

  [1994]
政治・国際関係・防衛(大項目「日本」) 『日本大百科全書 第18巻[改訂版]』小学館 =『憲法の眼』の「はしがき」冒頭参照
なぜ“放送における公正”か−「特別な憲法保障」との関連性において 月刊民放2月号
●国家秘密法 大学教育社編『現代政治学事典』おうふう
●現代日本研究の対象としての特高警察(推薦の辞) 『特高警察関係資料集成 全30巻別冊1』内容見本、不二出版 =執筆者は他に今井清一、松尾尊~、由井正臣、渡部徹 
制度に憑かれたピエロ 社会科学ジャーナル32号(国際基督教大学) →≪眼≫
「国籍を離脱する自由」雑感 書斎の窓5月号 →≪眼≫
「いい物語」をつむいでいこう(著者からのメッセージ) 図書5月号、岩波書店出版案内5月号 =AP『いかそう日本国憲法』の紹介 →≪物語≫
地方自治根幹の問題−県は自己の責任、厳しく認識を([言わせて聞かせて]五輪招致委の帳簿紛失事件) 毎日新聞5月10日朝刊・地方版長野
対論 +樋口陽一 樋口陽一編『講座憲法学3 権利の保障[1]』日本評論社
国家は芸術に何をなし得るか(富山県立近代美術館問題を考えるシンポジウム第1回・富山編) 富山県立近代美術館問題を考える会編『公立美術館と天皇表現』桂書房 =1993年6月6日富山県民会館 
内からの“国際化”を考える<随筆> 経済往来7月号 
いま「表現の自由」について 軍縮問題資料8月号 =5月3日、全国憲法研究会主催の憲法記念講演会で話したことに由来
宗教団体の報道と宗教団体の権利侵害(特集 報道と人権) 自由と正義8月号
憲法二一条の規範−揺れる言葉の機軸 新聞労連編『新聞記者を考える』晩聲社
●街頭演説の許可制(最高裁昭和35年3月3日第三小法廷判決) 『憲法判例百選T[第3版]』別冊ジュリスト130
●名誉毀損と事前差し止め−「北方ジャーナル」事件(最高裁昭和61年6月11日大法廷判決) 同上

日本出国を前に−現実主義のゆく末は(潮流’94) 信濃毎日新聞9月3日朝刊
ボスニアと日本−真の救済役割分担を(潮流’94) 信濃毎日新聞10月20日朝刊

  [1995]
憲法「改正試案」−普遍理念の追求欠く(潮流’95) 信濃毎日新聞1月15日朝刊
●問題の発端。またしても、拡声機による選挙運動 AQ『法ってなんだ』
●まえがき 同上
治安維持法と横浜事件 『治安維持法と横浜事件』横浜事件・再審裁判を支援する会 =1994年5月20日「治安維持法と横浜事件」集会記録。他に大川隆司、今井清一両氏ら
憲法研究者からの、ひとつの鑑賞(特集 大江健三郎) 季刊文学春号 →≪眼≫ →≪物語≫=前半のみ
●序 ≪裁判≫
●憲法訴訟の軌跡−その後 ≪裁判≫
●告知・聴聞を受ける権利−日本における“Due Process of Law” ≪裁判≫
好奇心をもつ−一年を通じて文化を楽しみ<私のリフシッシュ> 毎日新聞10月3日朝刊
現行法廃止こそ立法府の権利(特集 破壊活動防止法) 朝日新聞10月10日朝刊
「法律温存」勢力に屈伏(「首相の決断」私はこう見る オウムに破防法適用で) 朝日新聞12月15日朝刊
●歴史に禍根残す(オウムに破防法初の団体適用−専門家の声) 北海道新聞12月15日朝刊 =他に板倉宏教授などの声も併せて掲載
葦の髄から(全10回) 書斎の窓
 イギリスを覗く 1・2月号 →≪想像≫
 個人の存在・個人の果たした役割とその評価をめぐって 3月号 →≪想像≫
 映画“Natural Born Killers”と小説『悪魔の詩』をめぐって 4月号
 オペラ「ムツェンスク郡のマクベス夫人」など 5月号 →≪想像≫ →≪物語≫
 「七三一部隊」報道とその周辺 6月号
 “聖パトリック・パレード”憲法物語その他 7・8月号
 ホモフォビアからホモファイルへ−ホモセクシャルについて 9月号 →≪想像≫
 映画『パリでのジェファソン』周縁の記 10月号
 カナダの一角を覗く 11月号 →≪想像≫
 大したことでないのに馬鹿騒ぎ? 12月号 →≪想像≫=[後日談]付

  [1996]
破防法は信仰・表現の自由奪う恐れ 朝日新聞山梨版1月19日朝刊
破防法の適用は解決の途にはならない(特別企画 なぜ、いま破防法か) 法学セミナー3月号 →CD『破防法でなにが悪い!?』
破防法とテレクラ(気になるこの人) 朝日新聞3月5日夕刊
「破防法問題」をめぐって  ジュリスト4月1日号 →≪眼≫=補遺あり
国家、市民、自分の問題 憲法と同時代に生きる<テーブルトーク> 朝日新聞4月8日夕刊 
●いまなぜ「憲法を学ぶ」か DA−3『憲法を学ぶ[第3版]』
●適正手続と行政 同上
Current Controversies on the Control of Religious Organizations in Japan, Columbia Journal of Asian Law Vol.10 No.1
「改憲」アングルから見た「憲法五〇年」(特集 日本国憲法50年と21世紀への展望) 法律時報5月号 →≪想像≫ →『戦後日本憲法学70年の軌跡』法律時報増刊、2017
半世紀をへた憲法をどう生かすか 赤旗5月3日
権利のための闘い−憲法を敵視と軽視する傾向の社会体制支配層(憲法特集) 図書新聞5月4日号
「破防法と2度出合った」憲法学者(上)(下) 毎日新聞5月7日、8日夕刊
イデオロギー裁判の側面示す(弁明を聞いて) 朝日新聞5月16日朝刊 =オウム真理教に対する破防法適用請求をめぐり公安調査庁が開いた麻原被告に対する弁明について、宮坂宥勝、土本武司両教授とともにコメント 
教団ペースに終始、慎重さ欠く公安庁−麻原被告弁明 北海道新聞5月16日朝刊
清水義範著『騙し絵日本国憲法』−「憲法」を小説にする試み すばる6月号
中間報告を読んで―ある憲法研究者の感想 (特集 情報公開法制定への課題) ジュリスト7月1日号
言葉の生理と原理−『騙し絵日本国憲法』をめぐって(特集 憲法と文学) +清水義範 すばる8月号
国民の「知る権利」と情報公開法([創刊450号記念企画]10年後の「世界と日本」−2005年への道標) 潮8月号
「どっこい生きている」理念(対論「憲法九条」) 朝日新聞8月9日朝刊
人権と差別 歴史学研究会編『講座世界史12−わたくし達の時代』東京大学出版会 →≪眼≫
制度媒介的な思考(特集 教養の領分) 季刊文学秋号 →≪眼≫
破防法問題を考える−オウムへの適用疑問(潮流96) 信濃毎日新聞11月16日朝刊
●人権運動 南塚信吾責任編集『歴史学事典4−民衆と変革』弘文堂
●普通選挙要求運動 同上
●リコール 同上
国家は自制すべきだ 『年報・死刑廃止96−「オウムに死刑」にどう応えるか』インパクト出版会
宗教の自由の系譜 第1〜6回 時の法令 =5月30日号、6月30日号、7月30日号以外は斉藤小百合と共同執筆
 「信教の自由」をめぐるある判例を出発点として 5月30日号
 宗教を考える−良心的兵役免除法制をめぐって 6月30日号
 「宗教の自由」の復権か?−アメリカ憲法の最近の動向 7月30日号
 戦時下日本におけるキリスト教−その、ある側面 9月30日号
 明治初期の国家と宗教との関係 10月30日号
 宗教団体法制定への動き(上) 12月30日号

この記事の中で奥平教授は「この大学[国際基督教大学]では珍しく信者でない教授」とされています。
(ちなみに同大学は「創立以来、教授・准教授は信徒であることを原則とする」朝日新聞2016年5月14日朝刊35面、そうです。)
したがって、栗本慎一郎「国際基督教大学(間違いだらけの大学選び第23回)」週刊朝日1993年3月19日号、における「大塚久雄や奥平康弘のごとき官学のクリスチャン定年組を補給する態勢もある」との記述は、少なくとも奥平教授に関しては誤りということになります。
(全くの余談ながら管理人の卒業した大学・学部にて、栗本氏は法社会学の教授として、ご父君の栗本一夫・元最高裁判所判事は刑事訴訟法の非常勤講師として、それぞれ在学中に教鞭を執られていました。)

  [1997]
情報公開法制定に向けて(特集 情報公開法制定の論点) +塩野宏 法律時報1月号
元所長座談会 +戸原四郎、加藤榮一、広渡清吾、平石直昭(司会) 社会科学研究48巻4号−創立50周年記念特集号

●警察や海保で処理を 朝日新聞2月6日夕刊 =「空自、密航者捜索に「出動」 「訓練の一環」と30人」の記事中コメント
●政府決定の責任大(オウム破防法棄却−私はこうみる) 北海道新聞2月1日朝刊 =他に佐藤道夫、佐々淳行、河野義行各氏などの声も掲載
市民のための改革を−公開法が官僚社会変える(行革 異見・卓見 5) 中国新聞3月9日朝刊
基本的人権の原点と日本国憲法(特集 日本国憲法の全体像) 法学教室4月号
50年たって見えてきた市民のための憲法的地平 朝日新聞5月3日道内地域版
憲法五〇年これまでとこれから(聞き手・右崎正博) 法と民主主義5月号
ある憲法追憶−ケイディス大佐とのめぐり合い 杉原泰雄、樋口陽一編『日本国憲法50年と私』岩波書店 →≪眼≫
戦後の憲法状況で初めて−明文「改正」の動き(このままでいいのか日本の政治) しんぶん赤旗5月29日
●住民の監視が必要  朝日新聞6月2日朝刊 =「政教分離割れる解釈 戦没者慰霊祭出欠で知事アンケート」の記事中コメント
憲法学から見た買春処罰条例の疑問(定例総会記念講演「子供の性的権利・子ども買春をめぐって」(要旨)) 人権新聞7月25日号
●土建国家暴露 これで行革? 朝日新聞11月22日夕刊 =「省庁再編の行革会議、未明にずれ込む」の記事中コメント
東京都「青少年育成条例」改正をめぐるパターナリズム−「買春処罰規定」は大局的見地を欠いた対処療法(特集 「援助交際」と性教育) 性と生の教育No.11 →≪眼≫
放送の自由をめぐるパラダイム転換−個人の表現の自由と制度的な表現の自由の関係について 日本民間放送連盟研究所編『「放送の自由」のために−多チャンネル時代のあり方を探る』日本評論社
「人権総論」について<総会報告>(日本国憲法50年−回顧と展望) 公法研究59号
憲法って、なんだ 部落解放ひろしま10月号
『ジャーナリズムと法』の著者奥平康弘さん−「表現の自由」は市民全体の問題(著者の素顔−この人に聞く) 創価新報10月15日号 =A21の紹介
●犯罪報道−「好奇心のため」は疑問(潮流97) 信濃毎日新聞10月28日朝刊
宗教の自由の系譜 第7〜16回 時の法令 =4月30日号、6月30日号以外は斉藤小百合と共同執筆
 宗教団体法制定への動き(下) 1月30日号
 「政教分離」原則とレモン・テストの成行き 2月28日号
 議会が最高裁判決を覆す―合衆国信教の自由回復法をめぐって 3月30日号
 愛媛玉串料訴訟大法廷判決について―その紹介と若干のコメント(上)(下)  4月30日号、6月30日号
 戦後日本における宗教法制の展開 その初期 7月30日号
 宗教法人法の成立(上・下)  9月30日・10月30日号
 公教育と宗教の自由―合衆国最高裁ヨーダ判決再訪(上)(下) 11月30日号、12月30日号

  [1998]
最高裁判所の現在と行方−憲法事件判決の近況と最高裁判所(上)(下) 法律時報1月号、2月号 →≪眼≫
憲法を生かす政治とは しんぶん赤旗1月7日
●傍観者でいいのか−安保・沖縄にも関心を(潮流98) 信濃毎日新聞2月3日朝刊
●国家秘密法 大学教育社編『現代政治学事典[新訂版]』ブレーン出版
序 オウム破防法弁護団編『オウム「破防法」事件の記録−解散請求から棄却決定まで』社会思想社
「地方分権化」の意味−地方自治の本旨を活かすために(21世紀に憲法のめざすもの) 図書新聞5月9日号
犯罪報道とプライバシー・名誉・その他の人格的利益をめぐって(特集 犯罪報道のあり方と報道の自由) +鈴木みどり、浜田純一、平川宗信 ジュリスト6月15日号
●周辺事態法案と参院選−問われる自衛隊「変容」<潮流98> 信濃毎日新聞6月30日朝刊
●はしがき ≪眼≫
●霞が関の「憲法化」−奥平流「行革」批判 ≪眼≫
●たかが国籍、されど国籍−その二 ≪眼≫
●東京都青少年問題協議会答申についてのぼくの反対意見 ≪眼≫
●法の解釈とはなにか ≪眼≫
分限裁判のあり方と裁判官の市民化の必要性(緊急特集 緊迫する寺西懲戒申立事件−裁判官の人権を護るために) 法と民主主義7月号
国立国会図書館資料利用制限措置の一問題−わいせつ文書利用禁止をめぐって(特集 資料の提供と図書館の自由をめぐって) 図書館雑誌10月号
奥平康弘さんに聞く−<上>9条の危機を強く危ぐ、<下>原理原則を論じる必要(生きている時代の声を) 信濃毎日新聞11月5日、6日朝刊
規制以外で頑張れないか(テレクラ規制−県条例論議 問題点は 下) 信濃毎日新聞12月18日朝刊
●ある戦争映画のメッセージ−個と国家…奇妙な事情(潮流98) 信濃毎日新聞12月24日朝刊 =映画「プライベート・ライアン」について
宗教の自由の系譜 第17〜23回 時の法令 =7月30日号、8月30日号以外は斉藤小百合と共同執筆
 いわゆる「社会的儀礼」と政教分離 1月30日号 
 植民地時代のアメリカの経験を垣間見る 4月30日号
 建国期アメリカ−政教分離社会への途 6月30日号
 モルモン・一夫多妻制・公権力−アメリカ的「宗教の自由」の一側面(上・下) 7月30日号、8月30日号
 合衆国連邦憲法修正条項と十九世紀なかばに至るアメリカにおける宗教の自由 9月30日号
 イギリスにおけるコモンロー上の”blasphemy”(神聖冒涜)について 12月30日号

  [1999]
IOC委員の接待にプライバシーはない(長野五輪・買収疑惑解明のカギ) 週刊読売2月14日号
寺西判事補分限裁判決定をめぐって 法律時報2月号
●委任立法−一般(最高裁昭和33年7月9日大法廷判決) 『行政判例百選T[第4版]』別冊ジュリスト150
米国で見る日本の姿−小さくても輝き放つ国へ(潮流99) 信濃毎日新聞3月31日朝刊
●反対 「主権在民」と矛盾 東京新聞、中日新聞4月30日朝刊 =「核心 憲法を考える(中)日の丸・君が代の法制化」の記事中コメント(賛成の立場からは小林節・慶大教授)
事実上の「第二次改憲」<ガイドライン法案 是非を問う4> 北海道新聞5月2日朝刊
52年目の誕生日をむかえた日本国憲法−日々闘われ活かされるべき(憲法特集) 図書新聞5月8日号
日の丸・君が代の法制化(潮流99) 信濃毎日新聞6月19日朝刊
憲法調査会は戦後政治の総決算か明文改憲の意図をひた隠す自民党 週刊金曜日7月16日号
憲法を生かす道か破滅させる道か 前衛8月号
●教師の自由不可欠(国旗国歌法成立−各界の声) 北海道新聞8月10日朝刊 =他に井上ひさし氏などの声も併せて掲載
「表現の自由」をめぐる2つの最高裁判決−最高裁判決平成11.2.23、最高裁判決平成11.2.26 ジュリスト9月1日号
PKOってなあに?(今月のトピック) 子どものしあわせ9月号 
マス・メディア(20世紀をふりかえる7) 書斎の窓9月号
「市民」の自立と体制批判の視点を標榜した雑誌(推せんの言葉) 『[復刻版]サラリーマン 一九二八〜一九三六年』内容見本、不二出版 =他の執筆者は松浦総三、杉原四郎、佐高信、猪瀬直樹の各氏 
●1,裁判所法五二条一号にいう「積極的に政治運動をすること」の意義  2,裁判官が積極的に政治運動をすることを禁止する裁判所法五二条一号と憲法二一条一項 3,裁判官が積極的に政治運動をしたとされた事例 4,裁判官が積極的に政治運動をしたことがその職務上の義務に違反するとして当該裁判官に対し戒告がされた事例 5,裁判官分限事件への憲法八二条一項の適用の有無 6,民事訴訟又は非訟の手続において期日に立ち会う代理人の数を制限することの可否−裁判官分限事件の決定に関する即時抗告事件(最高裁平成10・12・1大法廷決定) 判例時報(判例評論)10月1日号
いま市民的自由を語る意味−通信傍受(盗聴)法を考える(特集 盗聴法と市民的自由―盗聴法の法的批判) 法律時報11月号 →DG『盗聴法の総合的研究』
英米法・憲法の伊藤正己さん−新憲法の定着に貢献(文化勲章の人々 下) 信濃毎日新聞10月29日朝刊、中国新聞11月3日、沖縄タイムス11月6日
●誇るべきなにものも持たない−「君が代・日の丸」法制化を問う<特別寄稿> 人権新聞11月26日号
こんにちの改憲論議をどうみるか(シンポジウム「憲法改悪の新たな動きに反対し、二十一世紀の日本に憲法の輝きを」) 月刊憲法運動12月号 
芦部信喜先生の人と学問(特集 芦部憲法学の軌跡と課題) +塩野宏、園部逸夫、戸波江二、樋口陽一 ジュリスト12月15日号
「西暦一本化」の提案−元号、市民に「不使用の自由」(潮流99) 信濃毎日新聞12月26日朝刊
法と人文科学(ザ・ヒュ-マニティ-ズ) 第1〜8回 法学セミナー
 法文化を支えるものとしての人文科学 5月号
 栄光とその陰−エリア・カザンを考える 6月号
 「見れば、わかる」という言い方をめぐって−法における直観・考(1)(2) 7月号、8月号 →≪想像≫
 カードーゾ「法と文学」(文章論)への誘い 9月号
 来栖三郎『法とフィクション』を読む 10月号
 やっぱり気になる「フィクション」論 11月号 →≪想像≫
 嘘を考える 12月号
書評 信濃毎日新聞朝刊
 (佐々田英則、村川英訳)『エリア・カザン自伝』−赤狩り協力…心の傷と弁明と 5月2日
 小森陽一著『世紀末の予言者・夏目漱石』−文物流行への抵抗 6月6日
 大江健三郎著『宙返り』−「魂」の在り方、広く問い掛け 7月18日
 ●鹿野政直著『近代日本思想案内』(本紙書評委員10人が薦める「夏休みこの1冊」) 7月25日
 トニ・モリスン著(大社淑子訳)『パラダイス』−解放後の黒人の運命、冷徹に 9月5日
 出口裕弘著『辰野隆 日仏の円形広場』−名物教授軸に両国関係、考察 10月17日
 石川真澄著『堕ちていく政治』−戦後の総決算に対処の道筋 12月12日
 ●アルベルト・マングェル著(原田範行訳)『読書の歴史』(本紙書評委員が選ぶ1999「この1冊」) 12月19日

<対談、鼎談、座談、シンポジウム><インタビュー><書評><判例評釈><翻訳>

奥平康弘教授論文リスト
T 1954−1969年
U 1970−1979年
V 1980−1989年
W 1990−1999年
X 2000−2009年
Y 2010−2016年


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